これは私が高校3年生の時の話です。朝通学中に家の近所の交差点での出来事でした。この交差点は国道に繋がる道の交差点で朝は車が多い時間帯でした。信号が青信号だったので横断歩道を通っていたら私から見て左側から交差点に入って来た車とぶつかりました。私は自転車に乗っていたのですが横からぶつかられ自転車ごと掬われたような状態になり次の瞬間私は道路に叩きつけられ自転車は車のボンネットに乗ったままでした。
道路に叩きつけられた私は一瞬何がなんだか分からなくなりましたが私の耳元で交差点に進入してくる事故と関係ない車のエンジン音が聴こえて意識ははっきりしたけど体が動かせない状況でした。ただ幸いにして背負っていたリュックサックがクッション代わりになってくれたので怪我らしい怪我はしませんでした。ただ乗っていた自転車はグニャと折れ曲がっていました。
車が交差点に入って来なくなった瞬間に歩道に逃げるとぶつかった車の運転手の人が私の方に来ました。その人は出勤途中の女性で女性もパニックになっていました。ただちゃんとやり取りは互いに出来ていたのでとりあえず私は学校と家に女性が警察と職場に連絡をして警察が来るのを待ちました。女性はとにかく謝り心配をしてくれました。
しばらくして警察が来たのですが私はすぐにその場を去りました。学校に連絡したら怪我してないならとにかく登校してこい。遅れたら遅刻は遅刻だから配慮はしないと言われたので女性に警察への説明をお任せして互いの連絡先を交換して私は近くのバス乗り場から学校に行きました 。
結局私は大した怪我をしなかったので女性に「病院行きなさい」と言われましたが行きませんでした。保険も使わなくてすみました。事故から3日位して女性から連絡があり家にお詫びをしに行きたいとの事でした。互いに都合がついて女性が家に来たのは事故があってから1週間位してからでした。
私の側は怪我もしてないし病院にも行かなかったし支出は新しく自転車を買ったくらいでした。一方女性側はとにかく自らに非があるのでかかったお金は全部出したいと言われました。がその気持ちだけをいただきますという事になりいわゆる示談のような形が成立してお金のやり取りはなくまとまりました。家族の中で変に揉めて弁護士や警察の世話になってややこしい事にしたくないという考えで家族内の話がついたのもそうなった理由にありました。女性は申し訳無いですとひたすらに謝っていました。
もしかしたら私が怪我したら話は変わっていたとは思います。事故したあと学校に行きましたがやはり時間には間に合わなくて遅刻扱い、また事故したことを笑いながら「お前が悪い」と見てもないのに言われたのは怒りと言うよりショックでした。
私が事故をして感じたのは普通に運転していても事故に合う可能性があるんだから傘さし運転とかスマホを見ながら運転するとか当たり前ですが絶対やってはいけないと改めて思いました。だからこそ一度事故にあってしまった後如何にまた事故に合わないか、事故をしないかを考えなさいとアドバイスをしたいです